京都の小中一貫校の看板を陶板で制作いたしました。

感光性樹脂を用いて、粘土板をプレス成形しました。

文字と校章部分を高さ約1.5㎜の凸型にして成形後、
幅160mm高さ487mm厚さ7mmで3分割にして作成しました。

文字と校章の周りを取り囲むハート型の葉の部分は、文字色のKM13白を着色しました。

『開晴』の文字とその周りの多角形の外郭線は、九谷焼の赤絵の具Q2九谷焼赤で着色しました。

多角形はマット金の最も金含有率の高いタイプを選んで着色、焼成しました。
マット金は2度の着色と焼成を重ねることで深くしっかりと発色してくれました。


焼成後に陶板の反りやゆがみの出ないように、複数枚成形し、成形⇒乾燥の段階で変形のないものだけを残して着色しました。

 

濃紺色ながら深い透明感を醸し出す瑠璃釉と磁器的な純白の美しさのコントラストは、見る人をきっと引き込むと思います。
いつまでも美しく、校門で生徒さんたちを迎える校名陶板サインでありますように。

ご用命頂きましてありがとうございました。