戯遊詩画人 泉 椿魚(いずみ ちんぎょ)氏 プロフィール
泉 椿魚(いずみ ちんぎょ) 略歴
本名、泉 正勝。昭和18年、中国の北京にて生まれる。
終戦とともに帰国。山口県豊浦町小串で小学校五年までを過ごす。
父の仕事の都合で下関に転居し、高校を卒業。
デザイナーを志望し武蔵野美術大学を受験中、父の急死のため家業を継ぐが、
自分の夢を捨てきれず九州のデザイン会社に就職。
倒産、閉鎖などを繰り返し、ついに昭和の終わり頃、妻子故郷を捨て博多を出奔。
転々と居を移しながら日本海沿いに北上の旅を続け、
途中、地元の人々とのふれあいの中で、町おこし、村おこしで異才を発揮。
輪島・金沢・利賀村・佐渡島・酒田・最上川・男鹿などに多くの足跡を残している。
平成23年10月より青森県弘前市在住。旅の最終目的地を宗谷岬と決め、北上後、
平成28年5月、山形県を終の棲家と定め、転居。
『人生最後に笑えれば』(小 学館文庫) 平成12年発行
『風のごとく生きる』(ぱるす出版) 平成15年発行
■CD楽曲
作詞:泉 椿魚 歌:鳥羽一郎 「河内一代男」
作詞:泉 椿魚 歌:伊吹 剛 「太鼓馬鹿」
■泉椿魚氏ゆかりの地、みどころなど
・石川県金沢市 「東茶屋街・懐華樓」
・石川県金沢市 料亭旅館「滝亭」俳諧処「春夏庵」、「秋冬庵」
・富山県利賀村そばの郷「雪の庄屋」
・富山県利賀村「天竺温泉の郷」館内「山のてっぺん美術館」
・富山県氷見市 民宿「磯波風」いそっぷ大広間の陶板壁画
・新潟県佐渡島 宿根木「佐渡流星庵」
・山形県酒田市 新たな観光名所「舞妓茶屋・雛蔵画廊」、「相馬樓」
・山形県最上郡 「最上川リバーポート美術館」
フォト・エッセイCD 越中・五箇山 利賀・おこころ燦燦の詩
『人生最後に笑えれば』(小学館文庫)のあとがき
・・・椿魚のひとり言・・・より
十数年前、すべてのしがらみを絶ち、犬3匹を連れて福岡・博多を発ち、日本海を沿って北上。
見知らぬ町や村に立寄りながら、人と自然を吾の師とし「詩画の道」を歩んでいます。
現在58歳、未だ「ひよっこ」。雪深い富山県の五箇山・利賀村で、廃校となった小学校の分校を、
「椿魚の流星庵」とし、村の方々の暖かいご支援の中で生かさせていただいています。
自分の半生、人間として生きてこられた道を振り返りながら、旅で出会った見知らぬ人・自然を、
更なる師とし、今日から始まる新しい出合いに期待を膨らませ、感性のおもむくまま、戯句・陶芸・
絵画・漆芸などに明け暮れる日々。椿魚の「戯遊詩画人」としての足跡を、その地に残させて
いただけることに、深く感謝し喜んでいます。
過去、金沢「東廓・懐華樓」の修復工事の設計・デザイン・プロデュースをはじめ、
金沢料亭旅館「滝亭」の俳諧処「春夏庵」「秋冬庵」、金沢の「石引き祭り」、
利賀村そばの郷「雪の庄屋」、富山県氷見市にある民宿「磯波風」の大広間の
陶板画製作などのデザイン・プロデュース、そして山形県酒田市で江戸時代から
栄えた料亭「相馬屋」を修復し、新たな観光名所「舞娘茶屋・雛蔵画廊」『相馬
樓』の修復工事の設計・デザイン・プロデュースなどを、手掛けさせていただき、
平成14年3月、5年間住み慣れた利賀村に、逗留の宿・天竺温泉の郷館内に、
椿魚の「山のてっぺん美術館」を開館させていただき、心より深く感謝いたし
ております。旅の途中、さまざまな人との出逢いから始まる椿魚の莫迦な夢。そ
れがかなうのも人様との良きご縁の賜物です。
「人生 良きご縁 雪だるまの如し」 「月よりも 星より綺麗 人の愛」
これは椿魚の人生句でありテーマのひとつです。
男鹿への転庵時のあいさつ文より抜粋・・・
三年間棲み慣れた山形県羽黒町から、秋田県男鹿半島は「なまはげの郷」男鹿市に転庵致しました。
山形県羽黒に逗留中は、沢山の良きご縁やご支援を賜り深く深く感謝致しております。九州博多を出奔して早や二十七年。
今だに日本海側を沿っての修業の旅、終着駅を北の果て宗谷岬と決め、男鹿半島は三年間逗留。
その後青森は八甲田山に三年逗留すると決めています。七十歳になって北海道に渡り、又、宗谷岬に向け、北上の旅は続きます。
それぞれの逗留地で沢山の良き人との出逢いや良きご縁、深く深く心より感謝しています。
秋田県男鹿から始まるゼロからの旅立ちにどんな出逢いや、芸術にかかわる感性が沸くか楽しみです。
夢追い人は夢追い人らしく生きたいものです。
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