陶板について

―陶板について―
陶板焼きだけではありません
「あー、あれで近江牛とかホタルイカとか焼いたら美味しいよね」なんて言われたこともありました。
陶板焼きで新鮮な食材に舌鼓。確かに美味いんだこれが。
おっと、食べる話じゃなく、焼いても焦げ目がでない陶板のことを伝えねば。
普通、焼き物といえば皿や壷や碗を指し、西洋ではテーブルウェアーとして用いられる食器類を指す事が多いようです。
これらは、共通して器としての機能を持ったものですが、明治以降建築物に使用されたテラコッタやイスラム教の寺院であるモスクのモザイクタイルの荘厳華麗な装飾や、屋根瓦やお風呂のタイル等、これらは、私のいう陶板の1種です。
祭礼器、王侯貴族が保護育成したテーブルウエアー、茶の湯から発達した焼き物の独特の美、その他、様々な時代に様々な歴史的背景を持って発達してきた焼き物。
その中で、私が特に関心を抱いたのが、陶磁器の特性のひとつ。
といえばなんといっても、退色しにくい、ということがあげられます。
直接、風雨にさらす暴露試験などの評価テストも大切ですが、各地から出土する陶器や陶片が何よりもの証拠ですよね。
エジプトやイラク或いはエーゲ海の島々などから紀元前何千年前の陶器が出土します。
一例として、エジプトから出土するファイアンス陶器。
綺麗な青い釉薬が今も輝き私たちを魅了します。

前2000-1800年ごろ(中王国時代初期)
高さ12.7cm 幅20.5cm 奥行8.1cm

この退色しないという特性をを暮らしの中で、単に器としてだけでなく、装飾として、調度として、サインとしてもっともっと提案せねばならない。
それば私の使命と、大げさですがまじめにそう思って取り組んでいるのであります。

暮らしを演出する面白い素材です

幸いに現在では,日本全国の土や釉薬が比較的容易に手に入るようになり、多用な表現が出来るようになりました。
そこで何々焼きという事にこだわらず、石川県の地場の九谷焼の土や九谷五彩だけでなく,瀬戸の土・信楽の土・美濃の釉薬・ドイツの顔料といった風に様々な材料を使用しています。
インターネットでお客様の様々なご意見・ご要望をお聞かせ頂きながら、住環境のなかで例えば表札や時計やルームサインやキッチンのワンポイントタイルそれにリゾートホテルにさりげなく使われているルームサインやワンポイントの焼き物をお届けできたらいいなあ、他にもっと出来る事ってないかなあ、また街角のお店に陶板の看板がかかっているだけでマチの風景が,より潤いのあるものにならないかなあ、
と、いう気持ちでこのホームページを立ち上げました。

立体陶板の作り方について

立体陶板は、文字やイラストの黒い部分が約1.5ミリの凸模様(立体)で盛り上ります

下の様なモノクロ原稿さえ準備すれば,あなたのオリジナル立体陶板ができます

モノクロ原稿をクリックすれば完成品を確認できます

あなた自身の書やイラストを陶板にするにはどうすればいいでしょう

上の版下サンプルのように1.黒の 2.線や面 の幅 が1mm以上
1.アドビイラストレーターまたは,フォトショップ等の画像作成ソフトで作成した白黒データ
2.墨・絵の具で描いた絵や書
3.サインペンで描いた絵や書
4.イラストレーター(アウトライン化した)または,フォトショップ(モノクロ2階調化・180dpi以上)の3㎆以内のデータならメール添付ファイル 、3㎆以上の場合は、ファイル便,おくりん坊等のインターネットファイル転送サービスでお送りいただいても結構です。

5.直筆のものでしたら原稿を(黒べたの鮮明なものでしたらコピーでも結構です)を郵送 または宅配便で。
6.とりあえずFax076-274-1023(クリックして用紙をダウンロード印刷できます)でイメージを お伝え下さっても結構です。そのまま版下として使用できる場合もございます。

とはいっても良くお分かりにならない場合,まず陶板にしたい絵や書を決めてメールファックスまたはお電話076-274-1018でお尋ねください。