書道 墨象アーティスト外林省二先生が書を陶板で表現

書家の外林省二先生が川田美術陶板工房に来られて、陶板での書の表現をなさいました。

伝統をもとにアートを生み出す

外林省二
昔から受け継いできた古典を表現するだけでなく、今までにない創造性を追求する前衛的な書道、墨象。
墨に色を混ぜたり、ユニークなフレーズを加えるなど、リズム感あふれる作風で書の道を追求し続ける。

 

粘土に表現

焼成前 焼成後

左側の画像は延ばした粘土板を外林先生が感性の赴くままにカットし、曲げ、紐の貼付けをし、
かきべらでかき取り、全体を土色の指示に従い、当工房職人が色土を吹き付けしたものに
外林先生が書を刻しました。

右側の画像は焼き上がりです。
炎と土と書による力強くも美しい作品となりました。

タイルに表現

「花籠」タイルに九谷焼の五彩絵具で着色したものの焼上がりです。
五彩が持つ美しさとボリュームを通して外林先生の世界観が伝わってきます。

外林先生が携わる“アートとしての書道”のことを、「墨象(ぼくしょう)」と言います。第二次大戦後に興り、昭和30年代以降に盛んになりました。「墨象」では、書道の基本を踏まえた上で、「綺麗な字を書くこと」にこだわるのではなく、自由な形で文字を書き、絵や墨の跡、空間を使い、文字そのもので表現するそうです。

書は「読んで知るもの」ではなく、「見て感得する」ものだと外林先生は考えるそうです。