下の画像は、ご著書の『押し花の本』の表紙を写真陶板(フォトセラミックス)の製法で焼き上げたものです。
作品集の写真をもとに構成されていましたので、
写真⇒フセット印刷本⇒スキャナー取り⇒cymkの4色分解で陶磁器用顔料絵の具で転写紙印刷⇒水貼り⇒上絵焼成(850度)
の工程を経るのですが、どうしても原本となる画像より画質の鮮明さ、色の鮮やかさの点で劣りますので、画像処理の段階で
焼き上がりを想定しながら加工させていただきました。
とても色鮮やかに焼き上がり良いとのご感想を作者の先生から頂戴できました。
数多くの作品の中から18点を選んで頂き、その1点1点を色調の特性に応じて画像処理しました。
その過程で、弊社の担当スタッフもとても良い勉強をさせていただきました。
紙にシミュレーション用として印刷して、焼き上がりを予想して、画像処理にフィードバックさせ、またシミュレーション印刷するの繰り返しを数度行い、最終焼成を行いました。
この焼きあがった1枚1枚を額装されるとのことです。
打ち合わせの段階では、
作品集のご本をお送りいただき、その中の1枚1枚の押し花作品を拝見いたしました。
どれもこれもかけがえのない云わば子供さんみたいなものですので、その中から18枚を選ぶのは
とても悩まれていました。
苦労した甲斐あって、これで本当に色褪せしない押し花作品集が出来上がったと思います。
ご用命頂きましてありがとうございました。