陶製看板制作例~石川県立伝統産業工芸館 陶板サイン

春爛漫4月10日、桜も満開の陽気。日本三大名園の一つ、石川県金沢市の兼六園を散策し、
県庁跡地を再開発した、しいのき迎賓館の春のイべントに知り合いの陶芸家の出店の様子を見に行ってきました。

陶芸家の中嶋寿子(なかじまとしこ)さんの、喩えて言うなら風邪で弱った身体に、優しく違和感なく溶け込む点滴のような陶器の作品。
弱った心や身体を癒してくれる、なんだか嬉しくなったり勇気がわいてくる、生きることを後押ししてくれる不思議な魅力を持ったペンダントや1輪挿しが並べられていました。
今回は小物が中心でしたが、大物も作り上げる力強い作風も併せ持った陶芸の実力者であると思います。
華奢な身体に繊細さと大胆さ、力強さと優しさを焼き物で表現できる、何物にも囚われず独自の道を突き進む陶芸家です。

陶芸家中嶋寿子(なかじまとしこ)氏作品
兼六園を小立野口に抜けるとき、出口近くにある石川県立伝統産業工芸館。
実は、22年前、90㎝角の陶板に『石川県立伝統産業工芸館』と陶器の切り文字を貼り込んで制作した、サイン陶板を久しぶりに見たいこともありそばを通りました。

陶製看板~石川県立伝統産業工芸館
枠組みは木製で、文字は天目釉を施した九谷焼の磁器土を用いた切り文字、
ローマ字部分は透明釉で凹文字部分に透明釉を施しその上からマット金を焼き付けました。

木枠部分は風雪に耐えた渋さが滲み出てたものの、切り文字は今も美しく光線を反射してました。
それを支える陶板も、時の経過を感じさせない不思議な風格をたたえていました。

陶製看板~石川県立伝統産業工芸館
改めて陶板製のサイン看板はいいものだなと自信を深めることができました。