城跡は昭和42年12月27日に国の史跡名勝記念物に、天守は昭和60年3月18日に伊賀市有形文化財に指定されました。
天守台にある3層3階の天守は昭和初期築の模擬天守で、正式には「伊賀文化産業城」といいます。
内堀の石垣は30mという日本有数の高さを誇り、美しさも兼ね備えています。
また、この石垣は黒沢明監督の映画【影武者】のロケ地としても使われました。


この陶板は、伊賀上野城の城代屋敷内の建物配置を忠実に再現してあります。江戸時代における藩主や家臣の居住区域、政務を執り行った御殿など、当時の城内生活が色分けで一目でわかるようになっています。陶板として高耐久かつ美麗に仕上げられ、文化的価値の高い案内資料となっています。
【川田美術陶板|写真陶板の独自製法で歴史と文化を後世へ】
川田美術陶板は、写真や図面、絵画などの平面情報を、長期間にわたって劣化せずに残すことができる**「写真陶板」**の専門メーカーです。私たちは独自に開発した製法により、記録性・芸術性・耐久性のすべてを兼ね備えた陶板製品を一つひとつ丁寧に製作しています。
現代の印刷技術では、屋外や湿度の高い場所、直射日光の当たる場所で展示される資料や写真は、どうしても時間の経過とともに退色や風化が避けられません。しかし、私たちの写真陶板は、磁器質の白色、施釉タイルや手作り陶板を用いて画像を転写し、約800~850℃で焼成することで、半永久的な保存性を実現しています。
この技術は、歴史資料の復元、文化財の案内、観光施設でのガイドマップ、災害遺構の記録保存など、幅広い分野でご活用いただいております。たとえば、伊賀上野城跡では、江戸時代の御殿配置を再現した古図を陶板にし、訪問者が視覚的に理解しやすい展示として設置。雨風にさらされる屋外でも、その美しさと読みやすさを長年保ち続けています。
また当社では、設置環境や用途に応じたカスタマイズも可能です。地図や写真、解説文などのデータを元に、色調補正、構図調整、レイアウト設計を行い、お客様の意図や地域の歴史性を尊重した表現でご提案いたします。さらに、陶板の厚み・寸法・取付方法(壁面・自立・地面埋設など)に至るまで、柔軟に対応しております。
陶板はただの表示物ではありません。時間を超えて「記録を残す」という文化的な使命を担うものです。川田美術陶板は、陶板づくりを通じて、「本物の資料保存とは何か」を常に問いながら、技術と感性を磨き続けています。
公共施設・史跡・博物館・企業様の記念碑など、永く伝えたい情報があるときは、ぜひ私たちにご相談ください。
1枚からでも、全国どこでも、心を込めて製作させていただきます。
写真が語り継ぐ力を、陶板というかたちに。
川田美術陶板は、未来のために、確かな記録をお届けします。