白山市中町商店街~千代尼通りの歩道装飾陶板を制作しました。
白山市松任出身の俳人、加賀の千代女の俳句にちなんだ
美しいイラストをタイルに焼付けました。
イラスト原画は、石川県出身挿絵画家、西のぼる氏が描いたもの。
写真陶板の技術でタイルに焼付け、歩道用の装飾陶板に仕上げました。
(2007年制作)
「月の夜や石に出てなくきりぎりす」 中町商店街(通称千代尼通り)に、 歩道照明灯とセットで設置されています。 |
「雪の夜やひとりつるべの落つる音」 歩道用のため、陶板焼成後、 表面に滑り止め加工をしてあります。 |
原画に比べ、赤色はエンジ色に近い色味となります。 |
下は写真陶板完成品です。
朝顔やつるべとられてもらひ水 |
百なりやつるひとすじの心より |
松の葉もよみつくすほどすずみけり |
縫い物に針のこぼるる鶉かな |
紅さいた口もわするるしみずかな |
あじさいにしずくあつめて朝日かな |
春雨や土の笑ひも野にあまり |
雪の夜やひとりつるべの落つる音 |
里の子のはだまだ白しももの花 |
鶯やわが聞くをまづわが初音 |
夕顔や女子の肌の見ゆる時 |
わけいれば風さへきえて諌鼓鳥(かんこどり) |